【人を育てるのが苦手な経営者のための「成果を出す従業員教育術」①】

2024年08月10日(土)8:03 PM


【人を育てるのが苦手な経営者のための「成果を出す従業員教育術」

《※人財育成にお困りの飲食店経営者必見です!》


経営者の最大の悩みでもある『人』の問題!


①人が育たない…(教育)
②人が続かない…(定着)
③人が採れない…(採用)


上記が経営者を悩ます人事3大問題です。





やはり、人の問題は、


「売上にも直結する」


ので、早急な改善や対策が必要です!




多くの経営者は、


「社員が中々、思ったように動いてくれない…」


と、愚痴をこぼします。



では、
※なぜ人がうまく育たないのか?



その根本的な原因をあなたは知っていますか?
もしくは深く考えたことはありますか?



実は、私も飲食店経営者時代は、
中々店長が育ってくれずしんどい思いをした
苦い経験があります。



現在、色んなところで研修をさせて頂いてますが、
うまく人財育成ができていない経営者には、
ある3つの共通点があります!




それは…




①そもそも教育(研修)の時間を計画的に取っていない(圧倒的に少ない)
②教育のやり方が間違っている(正しい教育法を知らない)
③言語化されていない(口頭指導が多い)




です。


では、一つずつ具体的に
解説していきたいと思います▼





①そもそも教育(研修)の時間を計画的に取っていない(※圧倒的に少ない)



まず、
①のそもそも論でお聞きしたいのですが、



「あなたは教育の時間を月にどれくらい確保していますか??」



ということです。




では、
実際にどれくらいですか??



・・・


・・・


・・・




こう質問してみると、
多くの経営者が、ドキッとします。


「一緒に働きながら、その都度教えている」


経験上、こんな回答が一番多いのですが、要は、



無計画でなんとなく感覚で教えている



パターンですよね!


もちろん忙しければゆっくり教えてあげれないので、
店の状況によっては、たいして教育の時間が取れない月も多々あります。



残念ながら、
こんな行き当たりばったりの教育法では、
良き人財は育ちません!

完全に個人の能力に左右されてしまいます。



だから、
ココで声を大にしてお伝えしたいことは、




『人は勝手に育たない!!!』




という事実です。


これは、スポーツに置き換えたらわかりやすいと思いますが、
コーチのスケジュールの都合や気分などで断片的に教えられて、
上達すると思いますか?
ライバルに勝てるようになると思いますか?

もしかすると、
優秀な人財ばかりなら勝手に育つのかもしれませんが、
多くの普通の人は育ちません。


早く上達するには、
「量稽古」するのが一番確実です!!


私はそう考えますが、
あなたはどうでしょうか!?


ちなみに、日本の義務教育は、決して先生が
適当に気分で教えているわけではないですよね?

年間の教育時間が科目によって明確に決まっており、
この学年では何をどのように教えるのか、
しっかり計画的に管理されています。

だから、我々はそれなりに
育ってきたんではないでしょうか?



私からすると、バタバタした環境の中で、
その都度思いついた時に教えるような
「無計画」な教育の仕方では、
絶対に優秀な人財は育たないと思っています。


また、そんな考え方の経営者ほど実際は、
ほとんど何も教えていないし、
教育時間も極わずかですからね!笑


月に1時間しか練習しない人と、
月に何十時間、何百時間練習する人、
どちらが早く上達するのか言うまでもありませんよね!?


だから、まずは、
成果を出せる優秀な従業員を育て上げるために、



『月に教育時間を何時間確保するのか?』



具体的に決めることから
始めることを強くオススメします!


正直、この手間暇も根気も時間も莫大にかかる大変な
『人』に最大限投資するからこそ『売上』に直結し、
ライバル店に勝てるようになるのです!



あなたは、
・教育の時間をどれくらい取ってますか?
・定期的かつ継続的に、座学で研修を行っていますか?



======================
《※①今日の学び(実践)▼》
⇒『年間の教育カリキュラム』を作成しよう!
いつ、誰が、誰と、何を、何時間教えるのか?
======================




②教育のやり方が間違っている(※正しい教育方法を知らない)


かつての私のように多くの経営者は、




「正しい教育の仕方を教育されていない(学んでいない)」




から、人をうまく育てることができません。
(※めちゃめちゃ重要な視点です↑)



経営者は優秀で何でも出来てしまう
スーパーマンな方が本当に多いです。
素晴らしい♪
だから、経営者なんですが(笑)



「名選手、名監督に非ず」



という言葉は有名ですが、正にその通りで、
野球(料理)がうまい人が必ずしも
他人に教えることもうまいわけではないということですよね!


やっぱり天才肌の経営者は、
ちょっと頑張ればすぐ出来てしまうので、
なぜこんな簡単なことも出来ないのかが、
理解できない人が本当に多いんです。

だから圧倒的に教え下手なんです!


自慢じゃないですが、私も器用な方なので、
その気持ちがすごい理解できます!

でもそんな優越感に浸っていても、
残念ながら人は育ってくれないので今日は、
成果を出せる優秀な人財を育てるための
重要なポイントをお伝えしておきます!


その最も重要なポイントは、






『心の教育』






を一番最初に行うということです!
(教育は初等教育が最も大切!)



専門的には「本学」とも言いますが、
多くの経営者は心「あり方」を教育する前に、
「末学」である「やり方」ばかり教え込もうとします!



だから、いつまで経っても、



「人が思うように育たない…」



と嘆きます。


教育は、教える側が悪い(知識不足)ことも多々あり、




※人をうまく育てられないのは、自分の教え方が悪い!!!




と考えることも非常に大切です。



きっとうまく人財育成できていない経営者や店長は、
「やり方」ばかり教えているのではないでしょうか?
所謂、どのようにしたらいいのかの「HOW TO」
もしくは、何をするのかの「WHAT」です。



ではなく、
うまく人財育成に成功している会社は、「やり方」の前に
「あり方」である心の教育(本学)「WHY」を徹底的に教え込んでいます!



これが大きな差=業績の差になっています。


①本学(心)を教えてから⇒
②末学(技術・知識)を教える

のが、教育の正しい手順です!

これは絶対に間違ってはいけません。





じゃあ「心の教育」とは何ぞや?


という声が聞こえてきそうですが、
それはズバリ、





『理念教育』




です!


ココでは、今更深く理念の解説はしませんが、
理念とは一言でいうと「会社の存在意義」です!



我々は従業員一同は、




①ミッション(目的・使命)WHY…何のために働いているのか?何を皆で実現させたいのか?
②ビジョン(目標)WHAT…何を目標に頑張るのか?
③バリュー(行動指針・価値観)HOW…目的・目標を達成するためにどんな考え方を大切に日々営業するのか?




まずはココを共有し、
徹底的に教え続けなければなりません!


この会社経営にとって最も大事な判断基準を教えずして、
技術面のやり方ばかりが中心の教育では、
人の心は育ちませんし、思うような成果は出せません!



逆に、
心を先に鍛えれば、末学であるやり方の部分は勝手に自分で学ぶようになります!



「これくらい言わんでもわかるやろ!」は厳禁です!



・・・・・・・・・・・・・・・
組織は同じ目的や目標を共有するからこそ、
時にとてつもない大きな成果に繋げることができるようになるのです!



また、
理念がないのはそもそも論外ですが、たまに、


「前に1回教えましたよ!」


と言われる経営者や店長がいますが、
これも声を大にして言いたいのですが、
1回2回教えただけで、人は覚えないし、
社長が期待するような人財には育ちません!



自分が幼い時、先生や親から教わったことを、
わずか数回で理解しやり続けられましたか?
成果を出すことが出来ましたか?


もしかすると、
優秀な経営者なら出来た方もいるかもしれませんが、
雇われの身である従業員は極一般的な普通な人が大半です。

残念ながら、
社長の従業員に対する熱い気持ちもよくわかっていません。



ちなみに、
もちろんやり方を教えれば、
技術やスキルは身に付くかもしれません。


しかしながら、技術のみなので、
心は何歳になろうとも成長はしません。


だから、
社長が思うような人財に中々育たず、


「あいつは何回言うても、アカン!」


と、イライラし、
従業員を叱ってしまうのです。



やはり、そういう事を繰り返していくと、
従業員との関係が悪化したり、モチベーションが下がる要因となり、


「いつか理解してくれるだろう!」


という経営者の淡い期待は簡単に裏切られ、
結果、退職に繋がり深刻な


「人財不足」


に陥ってしまうという負のスパイラルから
抜け出せなくなってしまうのです。




だからこそ、
行き当たりばったりのやり方教育ではなく、



・何のために我々は一緒に働いているのか?
・何をみんなで実現させたいのか?
・お客様のために何を大切にするべきなのか?



などの「心の教育」を、
・・・・・・・・・
計画的かつ継続的に行う必要があるのです!



※「本学(心)」7:3「末学(技術)」くらいの割合が理想です!


======================
《※②今日の学び(実践)▼》
⇒「やり方」を教える前に『心の教育』をしよう!
何のために働くのか?何を目標に何を大切にするのか?
======================





③言語化されていない(※口頭指導が多い)


最後は、
社長の頭の中にある熱き想いや考え方を、
従業員に伝わるレベルでしっかりと




「言語化」




することです!


人の脳は1日で74%ものことを忘れていく生き物です!
(エビングハウスの忘却曲線)


忙しい営業中にボソッと言ったことなんて、
明日になったらほとんど忘れちゃってます(^^;)


だからこそ、我々経営者は、
従業員が絶対に忘れてはいけないことを
言語化しなければなりません!

しっかりと言語化することで、
忘れてもすぐ思い出すことができるようになります!!


その結果、
徐々に理念が浸透していき、
成果に繋がるのです!



ちなみに、
もう何を言語化するかは分かってますよね!?



そう、あなたの会社の




『理念』




です!



あなたの熱き想い…
想っているだけではダメ!
他人には伝わりません。


・なぜこの事業(会社)を始めたのか?
・どんな想いでこのお店を作ったのか?
・関わる人にどんな価値を提供したいのか?
・みんなで何を目標に頑張っていくのか?
・従業員にどのように育ってほしいのか?


などなど…



理念を、
「共通言語」にしなければばりません!



ちなみに理念は、
ミッション・ビジョン・バリューと分解できるので、
これを1枚の紙に誰が見てもすぐ理解できるように、
伝わるレベルの言葉でわかりやすくまとめます!



これを、
『クレド』と言います!


クレドとは、
全従業員が心がける信条や行動指針。


つまり、
わかりやすく学校で例えると、
生徒手帳のようなものです!




ココでの重要なポイントは、
1枚の紙にまとめるとういう点です!



そうすることで、
クレドがポケットに入るサイズになり、
全従業員が持ち運べ、朝礼や会議など様々な場面で、
毎日確認することが可能になります!!
(※折りたためるようにクレドを作成するため)



よく言いたいことが一杯あって、
分厚いマニュアルのような立派なものを
作っている経営者もいますが、
残念ながら、誰も読みません(^^;)笑


長過ぎ且つ難し過ぎて、
従業員は最初から読む気がうせてしまいます。
また、何よりも覚えきれないんですよね!

だからいつの間にか、
どこかの棚に眠り誇りをかぶって
誰も読まない状態に陥ります。




その結果いつまで経っても
・・・・・・・・・・・・
理念が浸透していきません。



だから、


「従業員が思ったように動いてくれない、育ってくれない…」


という大きな落とし穴にはまって
抜け出せなくなってしまうのです!


本当に伝わらない理念は、
もはや経営者の自己満足の世界です。



私はクライアントにはよく、




「伝える」と「伝わる」は違いますよ!




と口うるさく伝えています。




成果が出ない人と成果が出る人の決定的な違いは、




『言葉が抽象的か具体的かの差です!




成果が出ない人は間違いなく、
言葉が抽象的!!!


だから、
相手に伝わらない…
いつまでも成果が出ない…



例えば、「成長」という言葉。


成長の意味は何となくわかるが、
受け取り手によって解釈が微妙に異なります。


だから、抽象的な言葉は、
誰が聞いてもすぐ分かり同じ解釈ができるように、
”言葉の再定義”をしなければなりません。



当社の「成長」の言葉の意味は、



「成長」=できないことができるようになること。



つまり、
できることを1つでも増やすことが、
当社が大切にする「成長」の意味です!



どうですか?



ただ、「成長」という
抽象的な言葉だけで伝えるより、
断然にこのようにわかりやすく言語化して伝えた方が、
新人のアルバイトさんにも簡単に
理解してもらえるのではないでしょうか?


本当に「抽象的な言葉」は要注意です!



普段よく言う
「綺麗に掃除しろよ!」も一緒ですからね!


「綺麗」の考え方は、人によってバラバラ。


だから、
この会社の「綺麗」の定義をしっかり言語化し、
うちの会社の綺麗はこの状態であることを見える化しておかないと、
またクレンリネスが徹底されていないと、
従業員に対してイライラするはめになりますからね!笑



これで言葉をわかりやすく具体的にすることが、
いかに重要であるかということが理解できたと思いますので、
クレドを作成する際の2つめの重要なポイントは、
小学生でも理解できるレベルの分かりやすく具体的な言葉を使用し、
相手に伝わることを強く意識する
ことが何よりも大切です!



これは、メニュー表でもWEBでも同じなんですが、
誰もが理解できるレベルで、
出来るだけ分かりやすく切れ味の鋭い短めの言葉が、
一番伝わりやすいんですよね!



「伝わらない価値はないのと同じ!」



と言うように、
伝わらなければ本当に意味がないので、
頭の良い経営者は特に気を付けながら、
言語化してほしいと思います!



「具体的な言葉が組織を変え、成果に繋がります!」



成果に繋がるクレドの具体的な作り方については、
またの機会に解説しようと思います。



もちろん言うまでもなく、
クレドは作るのがゴールではなく、
浸透、実践までが1セットですからね。


======================
《※今日の学び(実践)▼》
⇒伝わる言葉で「クレド」を作成しよう!
1枚にわかりやすくまとめるのがポイントです!
======================



以上、
人財育成にお悩みの経営者のための
「成果を出す従業員教育術」でした。



最後に…



人財教育×定着に絶対に必要な3種の神器は、


①クレド
②中期経営計画書
③人事評価制度


です。



今日はその中でも最も大切で基盤にもなる
「クレド」の重要性についてのお話でもありました!



多くの学びや気付きがありましたか?
今日から実践できることはありましたか?
少しでも参考になれば幸いです。



「行動だけが現実を変える!」




でもやっぱり、

◆まだまだ人財育成が苦手…
◆一緒に、うちの従業員を育ててほしい…
◆成果の出るクレドを作ってほしい…

など「人」に関する
お悩みやご要望がありましたら、
お気軽にご相談下さい!


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を、こっそりと伝授いたします☺



本日もありがとうございました!
応援しています!


利益倍増戦略コンサルタント
NO.1繁盛飲食店プロデューサー
永吉 正典

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《追伸》

先日、「従業員研修&懇親会」をしました!
今回のテーマは「言葉の力(言霊)」でした!


人にとって「言葉」は本当に大切にも関わらず、
本当の意味を理解していないがために、
成果が出ず苦しんでいます。


だから、
「なぜ言葉が重要なのか?」の理由と、
「言葉を使って成果を出す具体的な方法」について、
大谷翔平のわかりやすい事例を取り入れながら、
じっくりと研修しましたよ!

普段、現場ばかりで、
身体に汗をかくスタッフが多いので、
定期的に脳に汗をかく時間がとてつもなく重要になります!

また研修は「学び」だけでなく、
「〇〇さんは、こんな考え方の人やったんや♪」
など、一緒に働く仲間の「相互理解」の役割もあるので、
社内環境が確実に良くなるという
副作用があるのも魅力なんですよね(^^)



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