飲食店にとって12月の真(裏)の役割とは!?
飲食店専門
S&Gコンサルティング
利益倍増戦略コンサルタントの永吉です。
今年も、早いもので残り半月となってしまいました。
飲食店にとっては、
最後のかき入れ時になってきたと思います。
そんな中、今年の12月は、
忘年会がしっかりとれている店舗と、
去年と比べて、いまいちという店舗が、
はっきりと分かれてきているように感じます!
その大きな要因の一つが、間違いなく、
『事前準備』です!
まぁ、つまりどれだけ早く企画立案し、
ロケットスタートしたかに尽きるということでもあります。
ちなみにおかげ様で、当社のクライアント様の9割は、
現在、昨対越え連発で、予約状況からも、
最終着地が、110~150%になりそうとの、
うれしいご報告をいただいております(^^)
しかし、現在苦戦されている店舗様にとっては、
このお話は、若干あとの祭りでもありますので、
次は、歓送迎会に向けて、
早期対応していただければと、思います。
前置きが、少し長くなってしまいましたが、
今日のテーマが、
「飲食店にとって、12月の真(裏)の役割とは?」
ということです。
もちろん、表の役割は、
ほとんどの飲食店にとって、
12月の売上が、1年で最も高くなると思いますので、
売上(利益)の最大化です!
当社も、飲食店経営時代、平月に関しては従業員に、
売上に対して、口うるさくいうことはほぼなかったのですが、
12月だけは、唯一、売上を追い求めさせていました!
それくらい、大事な位置づけを意識しておりました。
それは、なぜか?
もちろん、12月は、他の月と比べると、
売上が比較的簡単に上がりやすく、単純に売上が高くなるからです。
しかし、先ほどもお伝えしたように、これは表向きで、
実は、その他、見落とされがちな役割やメッリトが沢山あるのです!
それでは、いくつかご説明させていただきます!
1.リピーターの卵が多数ご来店され、固定客化しやすい
2.何よりも従業員が成長する
1.に関しては、忘年会ということで、
普段あまり外食をされないような方々が、ご来店されます!
以前もお伝えしましたが、
いかにこのようなお客様を、リピーターに出来るかがポイントです!
※ここ、本当に重要です!!!
現代のお客様は、忘年会は1回ではありません。
部署、家族、友達等、複数回実施するという点です。
更に、直近では、新年会、歓送迎会と控えております!
よって、どうすれば、再来店していただけるのかを、
みなで考えて対応してくださいね!
決して、何もアクションをおこすことなく、
手ぶらで帰すことがないように、お願いいたします!
そして次に2つめは、
何よりも従業員が成長し、育ってくれるという点です!
やはり、忙しい時に、人は育ちます!
オペレーションも回らなくなってくるので、
普段は、店長が指示してくれますが、忙しい時は
店長もそれどころではないことが多いので、
もはや、自分で何とかしなければいけない状況なので
どうすれば、お店がうまく回るのかを、
自分で考えなくてはいけないので、
従業員はどんどん成長していきます!
人間は、やはり一度自分の限界を超えない限り、
大きくは成長しません。
これは、経験上確信しているのですが、
12月の繁忙期のピークを乗り越えた従業員は、
ひとまわりもふたまわりも成長してくれています(^^)
つまり、何よりも人財教育になるということなんです!
そして最後に一番お伝えしたいのが、重要で、
かなり裏といいますか、盲点になるのですが、
12月の真(裏)の役割、それが、
『1月、2月の閑散期の売上を上げるためのキャッシュポイント』
になるのです!
どういうこと?????
と思われた方もおられるかもしれませんが、
1月、2月は、それなりの販促費をかけても、
残念ながら思ったほど、売上は上がりません。
やはり、暇な月は理由があって暇なのです!
1月2月は、年末年始にお金を使いきっていたり、
たいしたイベントがなかったりと、様々な理由があります。
この流れは、毎年同じです。
1月2月は、耐える時期でもあります。
(歓送迎会シーズンに向けて企画を練る時期)
要は、ここであがいても遅いということでもあります。
では、どうするのか?
それは、
『12月の売上を最大化しておく』ことです!
どういうことなのかと、説明すると、
12月の売上が1000万円であった場合、
1月がその30%減なら、700万円になります。
では、同じ12月に700万円しか売上が上がらなかった場合は、
同じ30%減でも、490万円にしかならないというところです!
このことは、理解できましたでしょうか?
これは商売上、よほどのことがない限り、
ある一定の確率で、
リピーターが必ずうまれるからです!
では、まとめますと、
12月の真(裏)の役割は、
販促効果がよくない、
『1月2月の閑散期の売上を上げるために、12月の売上を最大化しておくことなんです!』
参考にして頂けると幸いです。
ありがとうございました。
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利益倍増戦略コンサルタント
社長専属右腕相談士
永吉 正典