小さな飲食店のオーナー様へ『経営計画書』ありますか?
飲食店専門
S&Gコンサルティング
利益倍増戦略コンサルタントの永吉です!
本日は、2店舗経営の飲食店企業様の
月1回の定期顧問コンサルティングだったんですが、
最近よく驚かされるのが、
1~5店舗くらいの小さな飲食店企業様においては、
『中期経営計画』がほとんどないという、現状…。
いったい、この企業は、どこに向かおうとしているのか?
従業員を、どこに連れていきたいのか?
どのように行けばいいのか?
何を、目標に頑張ればよいのか?
いつまでに、それを達成するのか?
が、まったくわからない状態です。
実際社長様も、あまりわかっておられないご様子。
これでは、従業員の人たちは、もっとわからないし、不安にもなります。
行先も告げず、とりあえず黙ってついて来いというのは、
もはや、拉致と一緒です。
皆さんは、行先もわからない旅行に安心して参加できますか?
日帰りなのか、5泊6日なのか、もっと長期なのか?
暖かいエリアなのか、寒い地域なのか?
海外なのか、国内なのか?
行先や日数によって、準備がすべて変わってきますよね?
実は、このようなあやふやな状態が、従業員の定着率を悪化させます。
その結果、人財不足に悩まされるのです。
せっかく、採用したのに、すぐ辞めてしまうので、
慢性的に求人を繰り返し、収益も悪化してしまうという
負のスパイラルに陥るのです。
もはや、このような状態にまで陥ってしまうと、
自力で抜け出すのは、困難を極めます。
このような状態は、本当に危険な状態です!
社長様の会社なので、社長様が決めない限り、周りは誰も決めてくれません。
長年採用、教育にも携わってきましたが、
実は、従業員の定着率や、採用率を上げる最需要ポイントが、
『将来性』
ずばり、会社の将来性なんです!!!
これが、よく見えないから、定着率が上がらないばかりでなく、
求人募集をかけても集まらない、大きな要因なんです。
この会社で、将来の夢を描けなくなった瞬間から、
従業員は離職を考えます。
この会社から、学ぶものがなくなったと感じた瞬間から、
優秀な人財から辞めていきます。
これが、世の中の原理原則です。
しかし逆をいえば、今の会社で、
将来性や、夢がきちんと描ければ、
離職は防げるということでもあります。
特に、日本の人口減少社会の中で、今後
優秀な若い人財を、中小飲食店企業が囲い込んでいくことは、
ほぼ不可能になってくると思います。
だからこそ、中小飲食店企業は、
限られた人財に、将来性をきちっと示すことで、定着率を上げ、
我慢強く育てていく必要があります!
そのために、絶対に必要になってくるのが、
『経営計画書』
です!
従業員が、将来の夢を描けるようなプランです。
「是非、社長と一緒に頑張らせてください」
と思ってもらえるような事業計画です!
これを作りあげるのが、本来の経営者の仕事でもあります!
決して、休みもなく、朝から晩まで現場に出て働くのが、
経営者の仕事ではありません。
体に汗をかく従業員発想ではなく、
脳に汗をかくのが、本来の経営者の仕事です!
是非、みんなが夢をえがけるような事業計画を作ってください。
最初は、中々うまくできないと思いますが、
ここは経営者として、避けては通れない道です!
数か月はかかるとおもいます。
社長の頭の中を、是非、従業員にも
「見える化」
してあげてください。
きっと、びっくりするような変化が得られるとおもいますよ!!!
参考にして頂けると幸いです。
ありがとうございました。
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利益倍増戦略コンサルタント
社長専属右腕相談士
永吉 正典