【儲かっていない飲食店の共通点】

2019年02月21日（木）9:09 PM

【儲かっていない飲食店の共通点】

前回、赤字の飲食店には、
ある5つの共通点があるとお伝えしましたが、
覚えておられるでしょうか？

ズバリ、その5つが、

1．商品力低下
2．価格設定ミス
3．販促不足
4．業態寿命
5．店長力の低下

でしたよね！？

そう、前回は、
「商品力の低下」問題について、
詳しくお話させて頂きました。

ですので、
今日は残りの問題についても、
解説していきたいと思います。

では、2つ目の

『価格設定ミス』

について。

「値決めこそ経営」

経営の神様といわれる
稲盛さんもこんなことおっしゃってます！

私も10年以上経営してきていますが、
正にその通りだと思います。

ちなみに、
過去にも本当に重要なことなので、
この内容に関して詳しく書いてますので、
こちらも一度お読み下さい▼

https://sp1-d.com/3759

現在、多くの経営者の方々が、
売上が下がってくると、

「やっぱり、もっと安くしないとお客様は来てくれないのかな…」

という弱気な思考になり、
結果、所謂

『値下げ↓』

するという
判断を下してしまいます！！

その気持ち、
めちゃめちゃ理解できます。

私も創業当初はそんな感じで、
値下げに走ってしまったことも
少なからずありましたからね。

でも、今の時代には、
絶対に止めて下さい！！

もし、この中に、
自分の給料や生活を差し置いてでも、
お客様にもっともっと喜んでもらいたい！
という方は仕方ないですが、
会社として真っ当な利益を確保し、
従業員にももっと手厚くサポートし、喜んでもらい、
強固な組織体制を構築し、安定経営していきたい経営者は、
値下げに関しては本当に慎重にしましょう。

やはり、
私は、この値下げをする
という経営判断こそが、

　　・・・・
「赤字経営」の始まり

のように思えてなりません。

最近、そんな飲食店に出くわすことが
本当に多いのです！

特に、中小飲食店！

もしも、価格以外に、
ウリやこだわりがなかったり、
商品力にも自信がないのであれば、
仕方ないかもしれませんが、
多くの中小飲食店には、チェーン店にはない、
素晴らしい強みがあるものです。

残念ながら、中には、
その素晴らしい強みに気付いていない
企業様も多いのも事実ですが(^^;)

ちなみに、私の経験上、

・・・・・・・・・・
しなくてもいい値引きをして、
利益を圧迫している飲食店が本当に多い気がします。

しなくていいい値引きほど
無駄なものはありませんからね！！

こっそり、値引きをして
お客様が気付いていなかったり、
値引きをしたのにも関わらず、
客数がまったく増えていない場合は、
本当に注意ですからね！！！

そんな際は、
ただただ利益が倍増で減っていきますからね。

正に、負のスパイラルです！

また、値引きをすることによって、
同じ利益を確保するためには、
いったい何人のお客様を増やさなければ
ならないのでしょうか？

そこまで計算しての
値引きならいいのですが、現実は…

だから、
今日はまず言いたいのは、簡単に、

※「値下げ」するな！！

ということです！

もっというと、
強力な大手チェーンが最も得意とする、
価格の土俵に乗るな！！！

ということでもあります！

今後、

食材の高騰、人件費の高騰は
まず避けられないでしょう！

そう、
FLコストの高騰による

『利益率の低下』

はもはや必然的です！

もちろん、
客数を開店後も安定して増やし続ければ
問題ないかもしれませんが、
現在の日本の人口が減り続けている社会の中で、
客数を増やし続けることがいかに難しいことかは、
現在、飲食店をやられている皆さんが
一番ご理解していることだと思います。

客数も重要ですが、
今の時代に、確実に利益を残すためには、
「客単価」がものすごく重要なんです。

やはり、現在、
儲かっていないお店の大半が、

『低単価』

もしくは、

『価格設定』

に、失敗しちゃってますからね(^^;)

あと、
それともう一点、

※一度下げた価格は、上げにくい！！

というポイントです。

これからFLコストが高騰し、
日本の人口が減少していく中で、
今の売値で利益を出し続けるのは、
難しくなることは安易に想像できます！

やはり、低価格でもやっていけるのは、
莫大な資金を持っている大手チェーンの強みです。

だから、ココの土俵では
我々は基本勝負してはいけませんよね。

ちなみに、

・価格が安いから、沢山売れるわけではありません！

また、

・価格が高いから、売れないのでもありません！

↑
※ココ、めちゃめちゃ重要なポイントです！

では、いったい
どこが売れる基準になるのか？

それは、

《※価格に似合った価値》

です！

もしくは、

『価格以上の価値です！』

価格以上の価値を昨今では、

『コストパフォーマンス（コスパ）』

とも言いますよね！

そう、
お客様は、多少高くても、
価格に似合った商品を提供し続けているお店には、
喜んでお金を払ってくれますし、何度も来店します！

あえて強く言いたいのですが、
本当に、お客様は経営者が思っているほど、
お店を選ぶ際に、価格だけでは判断していない
ということです！！

これは、自分に置き換えてみれば
すぐわかることなんではないでしょうか？？

あなたは店を選ぶ際に、
そこまで価格、価格で本当に
お店を選んでいるのでしょうか？

数百円の違いで、
安い店ばかり選んでいるのでしょうか？？

私は、違うと思うのですが、
皆さんはいかがですか！？

私は、多少高くても、
せっかくの外食だから、楽しい時間を共有したいから、
いいものを食べたいから、食べさせてあげたいから、
失敗したくないのだから、まず価格だけで判断することは
絶対にありません。

正直、お客様は、
A店とB店の数百円の違いなんて、
ほとんどわかってないはずですからね！？

皆さんも、数百円の違いって、
本当に把握できてます？

客単価数百円とかの違いですよ！？

もし、本当にわかるなら、
この業界の人か、リピーターにはなりにくい、
価格ばかり意識しているお客様でしょうね！

もちろん、意識的に、
この客層を囲い込んでいきたいのなら、
全然ありですけどね。

まぁ、私は間違いなく
取りにいくことはない客層ですが…

皆さんはどのようにお考えですか？

ある種、価格に過剰に反応してしまうのは、
職業病かもしれませんが(^^;)

また、違う視点として、
値下げせざるをえない判断をすることは、

「うちは商品力に自信がないですよ！」

と言っているようなものです。

これは現実問題として、

「価格＝質」

で判断されるお客様も多いのです。

だから、
・・・・・・・・・
値段を下げたが故に、
行く前にすでに「低品質なお店」
と勝手に思われてしまい、
お金払いの良い比較的裕福なミドルアッパー層に、
敬遠されてしまうという悲しい結果に
なってしまっていることも十分にありえる話ですからね！

こうなればなるほど、
価格でしか判断してくれないお客様が
集まってきてしまっても何らおかしくないですからね。

やはり、

「客単価＝客層」

を現わすこともまた事実ですからね～

ですので、
我々は、利益を圧迫するような値付けなんかではなく、
商品の価値に見合った、

※『適正価格』

を設定いたしましょう！

「周りの店舗がこれくらいだから、うちもこれくらいで…」

みたいな、
昭和的な値付けはもう止めましょう。

もうすぐ平成も終わりますからね！笑

よく、

「値上げするのが怖い…」

みたいなことも言われますが、
それは本当に自店に自信がない証拠！
商品力に自信がない証拠！

でも解決方法は簡単！

商品力を上げればいいだけ！

お店の価値を上げればいいだけの話！

それだけで、簡単に不安なんて
吹っ飛んでいきますからね。

逆に、
ここで勝負できなくて、
繁盛店になんかなれるわけありませんよね。

だって皆さんもそんなお店に、
わざわざ行かないですよね(^^;)？

ココから逃げる、
もしくはココの努力をしない
飲食企業に明るい未来なんかあるはずがありません。

今の時代、
お客様を欺くことなんて絶対にできません。

そんなお店は、
悪い口コミを書かれて
評判を落とすのがオチです。笑

そう、これからは、

『本物』

のお店しか残っていかない時代に、
間違いなく突入していますからね。

ココに、経営者がいち早く気付き、
企業努力しているかどうか？

ココをなくして、
集客の小手先のテクニックでカバーしようとしても、
一時的に売上が上がることはあっても、
継続的に業績を伸ばし続けることは、
絶対に不可能ですからね！！

やはり、
飲食店に一番の本物感は、

『商品力』

に尽きます。

そう、

高い『商品力』さえあれば、
多少高くてもバンバン売れているお店を、
沢山知っていますし、見てきましたからね♪

もし、現在、儲かっていない、
赤字経営で苦しんでいる経営者の方は、
思い切って、

『値上げ↑』

することを
強くオススメします！！

但し、

『値上げ＝商品価値を上げる』

ですからね。

くれぐれも、
ココだけは間違わないように。

ぶっちゃっけ商品力の上げる方法なんて、
少し頭を懲らせばいくらでもありますからね！！

そう、元トラック運転手で、
飲食業未経験だった私にもできたのですから(^^)ｖ

まぁ、このようにすることで、
顧客満足度を高め、お客様に喜んでもらいつつ、
お店も儲かるという、商売の原理原則です！

この基本的な
儲かる構造が理解できてさえいれば、
赤字になんて簡単になりませんからね～

さて、

※あなたのお店の価格設定は、本当に妥当なんでしょうか？

・お客様のお店を選ぶ判断基準は何なのでしょうか？

・本当に価格だけで判断しているのでしょうか？

・価格以上の価値を提供できているのでしょうか？

・値上げしても満足してもらえるような
創意工夫のアンテナをはっているのでしょうか？

・お客様からみたコスパはどうでしょうか？

・もし、悪いと感じるなら、
商品力を上げる努力を常に行っているでしょうか？

これこそが、
飲食店経営における
本当の意味での企業努力です！

※お客様に喜んでいただけるものを
常に追い求める本物経営思考。

こうなると、もはや、

「価格の壁」

なんて、
簡単に乗り越えられますからね！

だって、

お客様はあなたのお店でしか
その商品を食すことができないのですから！

もちろん、
そんな商品を簡単には開発できないでしょう！

だからこそ、
できあがった時に、価値があるのです！

そもそも、これが簡単にできていたら
世の中繁盛店だらけですからね。笑

ですので、今後は、
我々のような専門家もうまく利用しながら、
全社員一丸となり、常に全国の繁盛店にアンテナをはり、
オペレーションや人材問題は一旦無視し、
本当にお客様が求めているものを、追求しまくりましょう！

そうすることで、
・・・・・・・・・・・
頑張って集客しなくても、
口コミが広がり、お客様側から、
どんどん来店してくれるようになりますからね！

『値決めこそ経営』

※価格以上の商品価値（コスパ）

『適正価格化』

本当に重要だと私は思います！

もし、現在、
利益が残らず苦戦している経営者の方は思い切って、
商品の価値を上げつつ、見せ方を変えながら、
『値上げ』してみましょう！

※わずか、300円の値上げが、
いったい利益がどれくらい増えるんでしょうね？

計算してみるとわかると思いますが、
私は絶対に素直にやっちゃいますけどね～

だって、
商品力には自信がありますからね♪笑

今日も長くなっちゃったので、
残りはまたの次回以降で…

本日は以上です。

参考にしていただけると幸いです！

《※たった半年で利益を倍増させたい飲食店経営者必見！》