【値決めこそ経営】

2018年10月03日（水）6:24 PM

【値決めこそ経営】

皆さんは、この言葉を聞いたことがありますか？

この言葉は、
京セラの創業者でもある
稲盛和夫さんの有名なお言葉です！

価格は経営にとって、
最も重要であるという意味です！

では、いったいどのような値決めをすればいいのか？

と、いうことなんですが、

それは、

「お客様が喜んで支払ってくれる最高の金額を付けるべき！」

だと、おっしゃっています！

この短い端的な言葉は、
本当に経営の本質を現わしていると思います！

前回、利益のお話をさせて頂きましたが、
この値決めこそが利益に深く深く関わってくるのです！

ですので、
今日はこの値決めについて、
お話していきたいと思います！

ちなみに、なぜ今日この話をしようと思ったのか？

それは、

「中小飲食店は、この値決めを確実に失敗しているな！」

と、思うことが、
多々あるからなんです！

要は、
価格設定の失敗です。

やはり、
経営というものは、
この価格一つで大きく変化します。

客単価で、客層もほぼ決まります。

わずか、数百円の差で、
集客に大きな差が出ることもあります。

また、
価格が高ければ、お店は儲かりますが、
お客様はお得感を感じません。

逆に、
価格が安過ぎれば、お客様は喜びますが、
お店側は儲かりません。

そこそこの価格設定にすれば、
特に特徴もなく普通のお店になってしまい、
同業他社に埋もれてしまいます。

本当に、値決めって難しいものですよね！？

では、いったいどのように値決めすることが、
お店にとっても、お客様にとっても一番ベストなのか？

それを今から
一緒に考えていきたいと思います！

さて、ココで一つ皆さんに質問があります！

それは、

《※あなたのお店の値決めは、いったいどのように行っていますか？？》

というご質問です！

是非一度、真剣に考えてみて下さい。

…

…

…

ちなみに今日は、

・プライスライン
・プライレンジ
・プライスゾーン
・プライスポイント

のような、
専門的な話はしませんので。

では、いかがでしたか？

もしかすると、

「だいたいの相場感で」
「ライバル他店よりも安く」
「ただなんとなく…」

と、いう方もおられたかもしれませんが、
でも、やはり一番多いのは、

「原価3割」

というような、
原価から逆算して値決めしている方が、
一番多いのではないでしょうか？

（実際、これすらきちんとできていない飲食店オーナー様も多いようですが…(^^;)）

でも、確かにこれも間違いではありません。

現に、私も昔はこのように、
原価率30％になるように、
計算しながら価格設定していました。

でも、今は違います！

では、いったい現在、
私はどのように値決めしているのか？

それは、

自身が、
見込み客になりきり、

『この料理になら、いったいいくらまでなら支払えるのか？』

『この商品に、いったいどんな値段を付ければ、お客様がお得に感じるのか？また来たいと思うのか？』

『この商品の価格を、いくらまでなら高められるのか？』

そう、
店目線で考えるのではなく、

　・・・・
「顧客目線」

で考えるように徹底しています！

間違いなく、

不振店は、店目線！
繁盛店は、顧客目線！

です。

このように、
他社とは違うやり方、目線で考えるからこそ、
他社とは違う結果が出ます！

コレ、
本当に凄く重要です！！！

まぁ、昨今では、
「コスパ」みたいにも言われたりしますが。

また、こんな話をすると、

「それなら、原価が合わなくなるんじゃないですか？」

みたいな声が聞こえてきそうですが、
安心して下さい。大丈夫です！

なぜなら、
原価は、後で合わせにいきますので！笑

それは、どういことかと説明しますと、
もし、顧客目線で付けた値段の想定原価が40％だった時、
トータル原価で合わせにいくのは当然なんですが、
そうではなく、単品原価で合わせにいくなら、
いかに商品価値を上げるのか！？

つまり、
原価はそのままでも、

《※どのように見せれば、もっと価値を感じてもらえるのか？》

を、ひたすら考えるのです！

例えば、

「盛り付け方」
「器の使い方」
「演出の仕方」
「ネーミング」
「職人の技術」
「食材のうんちく」
「接客や説明の仕方」

…などなど。

そう、

見せ方一つでその商品の価値を
いくらでも上げることは可能です！！

特に、
「五感」を意識してみると、
圧倒的に商品価値は上がります！

やはり、
商売は、いかに安く仕入れた商品を、
いかに付加価値を付け、高く販売するのか？

このように考え尽すことで、
お客様も喜び、
お店も儲かるので、利益も残り、
従業員も幸せになれるのです！

いかに、商品を創意工夫し、付加価値を付けるのか？

ココが商売のポイントになります！
これを企業努力ともいいます。

繁盛店は、間違いなく、
このようなことに全力を注いでいます！

皆さんのお店は、
意図的に、ココの努力はされていますか？

ズバリ、
このように値決めすることで、
お客様に満足してもらいながらも、
きっちりと利益が残せるようになるのです！

さて、再度、
皆様のお店はどのように値決めしていますか？

もし、現在、
頑張ってはいるものの、中々、
利益が残っていないのであれば、
それは、そもそも値決めが、つまり、
価格設定自体が間違っているからかもしれませんね！？

今一度、
ご自身のお店の価格を、
見直すきっかけにしていただければ幸いです！

ちなみに、
値段を付け直すなら、そのタイミングで、
メニューブックを作り替えるのがベストです！

そうすることで、
例え、値上げしてもほとんど気付かれませんので！

また、値上げするのと同時に付加価値も上げるので、
まずクレームなんて絶対にきませんからね。

お客様の満足度を上げつつ、利益も上がる！
最高の戦略です！

もし、
FLコストも削減でき、同時に売上も上がり、
一気に利益が倍増するような、
「戦略的メニューブック」
にご興味がある方は、お気軽にご相談下さいネ！

あなたのお店の商品から価格までをすべて見直し、
どのようにすれば、お客様にとって一番価値を感じてもらえるのか？
一緒に考えさせてもらいますので(^^)ｖ

『値決めこそ経営』

その通りですね。

本日は以上です。
ありがとうございました！

追伸）

もちろん、最終的な値決めは、
全商品通して、想定の客単価になるように、
フロントエンド商品、バックエンド商品などしっかり盛り込みながら、
戦略的4P価格設定をきちんと行いますからね♪