【従業員のモチベーションを上げる5つの秘訣】

2019年03月09日（土）2:18 PM

【従業員のモチベーションを上げる5つの秘訣】

現在、人事担当者や、
経営者がよく悩まされているのが、

『従業員のモチベーション』

についてです(^^;)

そう、店長会議を実施しても、
結局、熱く語っているのは社長や幹部だけで、
意見を求めても、何か覇気もやる気も感じられないし、
積極的に発言もしてくれない…

こんな経験って、店長職以上の方であれば、
誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか？

現に、こんなアンケート調査結果があります▼

やはり、上記からも見て取れるように、
いかに多くの人事担当者が、
『従業員のモチベーション』
を課題としておられるのか…

では、なぜ、
『従業員のモチベーション向上』
がこれほどまでに重要なのか？

その一番の理由はやはり、

※《業績に直結する》

からではないでしょうか？

ですよね！？

だって、やる気のないお店は、
即、飲食店の生命線である、
「QSC」に表われてしまいますからね！

所謂、
QSC低下による「顧客満足度の低下」

その結果、
悪い口コミを書かれたりしては、

『業績悪化』

に繋がってしまうんですよね。

正に、これぞ、負のスパイラル…

これは、経営者としては
絶対に避けなければなりません。

また、これ以外にも、
重要な視点がもう一つあります！

それは、

※《定着率の向上（離職率の低下）》

に繋がる点です。

そう、逆に、
モチベーションの低下は、
いつしか、離職にも繋がっていきます。

そうなると、せっかく手間暇かけて
育て上げてきた苦労がすべて水の泡となり、やがて、
会社は慢性的な人財不足に陥ります。

すると、
採用費や教育費がどんどんかさみ、
利益を圧迫するようになるだけでなく、
新人ばかりが増えることで、間違いなくサービスの質も低下し、
その反動で、既存のスタッフが中々休みが取れなくなり、
現場がみるみるうちに疲弊していきます！

実に現在、
このような負のスパイラルに
陥ってしまっている飲食店が多いこと多いこと…

もし現在、
人手不足で、管理職の方々が、
現場に入らなければならないような状況に
陥ってしまっている会社さんは、
黄色信号で、本当に注意、即対応が絶対に必要ですからね！

…

…

…でも実は、お恥ずかしながら、
過去に私も例外なくそんな時期が
長らくありました(–;)

まぁ1000人近くの人財を
雇用してきたので当然です…

だから、皆さんのお気持ちは
痛いくらい理解できるんですよね。

しかし、いつまでもこのような状況では、
会社の発展は見込めません。

そう、経営者や管理職の方には、
現場を回す以上に、もっと重要で、
専門的な仕事がありますよね！

そう、
勝つための戦略を考えたりの所謂、
思考系の仕事です！

身体に汗をかくのではなく、
脳に汗をかく仕事です！

これは、本当に、
あなたにしかできない仕事ですので、
注意致しましょう。

ですので、やはり、
このような状態も絶対に避けなければなりません。

…ところで、

でも、実際に、

「従業員のモチベーションを上げたいのは山々なんだけど、
いざ、上げたくても、その具体的な方法が、よくわからない…」

というような
心の声が聞こえてきそうですね！

では今日は、そんな方のために、
従業員のモチベーションを向上させるための、
基本的な考え方、原理原則をお伝えしておきます！

まず、
従業員のモチベーションを向上させる上で、
絶対に押さえておかなければならない
基本的な考え方があります。

それはやはり、あの有名な

『マズローの欲求5段階説』

ですよね！

ズバリ、こちら▲

ただここでは、あまりにも有名な考え方なので、
もう細かい部分は割愛しますが、
人間の欲求には、大きく5段階にわかれ、
それぞれ個々のレベルによって求めるものも変化し、
上にいけばいくほど高次欲求になるというものです。

では、これをもう少し分かりやすく、
会社経営に置き換えて考えていきたいと思います。

ちなみに、
この欲求が満たされているうちは、
モチベーションが高い状態です！！

では、逆の視点でみれば、
ココが満たされていない場合は、
モチベーションが低くなり、最悪の場合は、
離職に繋がる可能性があるという見立てができますよね！

※↑ズバリ、ココがポイント！！

前もって、ある程度想定されるであろう
不満要素を先に取り除いてあげれば、
モチベーションは確実に上がると
考えられるのではないでしょうか？

そう、
モチベーションが下がり、
会社を辞める５大要因はコチラです▼

①将来性・成長が感じられない…
②適正な評価をしてもらえない…
③人間関係が悪い…
④給料が安い…
⑤まともに休みが取れない…

離職する原因の８割以上が、
この５点のいずれかにあてはまります。

現に、普段は離職者に聞くことの出来ない
こんな本音アンケート結果もありますからね▼

まぁ、概ねこの５点が不満で、
モチベーションが下がっている可能性が高いので、
逆にココを改善してあげるだけで、
モチベーションの向上がかなり図れるはずなのです！

現在、これらが、
複数絡み合っている会社さんは、
きっと慢性的な人財不足なんではないでしょうか！？

また、モチベーションを上げることも重要ですが、
モチベーションを下げない努力をすることもまた、
同じくらい重要なことです。

では、
上記の５点を逆説で考えてみると、

①将来性・成長、やりがいを感じられるキャリアアッププラン
②頑張ったら報われるビジョン実現型人事評価制度
③自慢できる職場環境＋働きやすい人間関係構築コミュニケーションシステム
④安心して働ける明確な給料体系
⑤プライベートも充実できる選べるワークライフバランス制度

そう、この５点をしっかりと
意識して改善してあげるだけで、
大きくモチベーションは向上していくでしょう！

では現在、
従業員のモチベーションが低いと、
嘆いておられる人事部長や経営者の方にお尋ねしますね！？

あなたの会社は、従業員に対して、

①会社のこれからのビジョンや経営計画を伝え、
従業員自身の明確なキャリアプランをみせてあげていますか？
社長の考え方がきちんと従業員に伝わるように言語化されていますか？
会社のビジョンと従業員のビジョンの共有がきちんとできていますか？
従業員の夢が叶う、もしくは応援してあげるような独立支援制度などは存在していますか？

②今、自分のレベルがどこで、後何が足りていないのか？
逆に、後何をどこまでやれば評価され、上の役職や給料がアップするのか？
それが具体的にわかるような仕組みになっていますか？
報われる・認めてあげるような表彰会などは定期的に実施していますか？

③会社を離職する１番の理由は、人間関係のゴタゴタ！
これが引き起こされる一番の原因はコミュニケーション不足。
従業員の本音や不満を聞き出すような個別面談や、飲みにケーションなど実施していますか？
会社に愛着をもってもらうようなレクレーション（運動会・卒業式・旅行など）定期的に行っていますか？
従業員が胸をはって、家族や仲間に紹介できる社内体制・組織風土を創り上げる取り組みを行っていますか？

④業界平均よりも給料は高くなるように意識していますか？
結婚しても安心して働ける給料体系でしょうか？
初心者でも即戦力化できるような安心の研修制度がありますか？

⑤多種多様な考え方を持つ現代っ子に合わせた、
様々な働き方が選択できるような体制になっていますか？
（社長独立コース、経営幹部コース、職人コース、プライベート充実週休2日コース…など）

いかがですか？？

もし、現在、
従業員のモチベーションが低いと感じる方は、
上記のことがまだまだきちんと
できていないのではないでしょうか？

また、この中でも、
私が特に意識した方がいいと感じるのは、やはり、

『従業員との定期的なコミュニケーション』

です。

経験上、ココが
一番大きなポイントのように感じています。

また、会社が大きくなればなるほど
その傾向が顕著に表われてきます。

だって、離職理由の第一位が、
『人間関係』の問題ですからね～

そう、
この人間関係のゴタゴタの大半は、

※コミュニケーション不足が原因

だと言われていますからね！

もしかすると、
従業員が本当に求めているものは、
・・・・・・・・・・・・
休みや給料なんかではなく、
社長の一言…つまり、

『○○さん、ありがとう』
『流石やね』
『お疲れ様』
『頑張ってるね』
『飯でも行こか』

という、所謂、

※《『承認』の言葉》

かもしれませんからね！！

やっぱり、
社長がもつ言葉のパワー、
影響力は抜群ですからね！

褒めるのが苦手なんて、
今の時代ほんと言ってられないですよ！

人は、本来、
誰しも認められたいし、
必要とされたい生き物です。

また、
部下の育成の基本としても、

『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ』

『話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず』

『やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず』

ズバリ、この言葉がすべてを
表しているのではないでしょうか！？

《承認・感謝・信頼》

私は、そう思います。

皆さんの会社では、
上記を意識されていますか？

実践できていますか？

もしも、現在できていないなら今後、
どんどんどんどん、不満分子が増え続け、
従業員のモチベーションの低下を引き起こし、
最悪の場合、離職に繋がり、慢性的な人財不足に陥った結果、
管理職が現場のオペレーションに参加せざるをえなくなり、
益々業績が悪化し、赤字に転落していくという、
正に絵に描いた転落劇にだけはならないよう、
今のうちからしっかりと対策を打っておきましょうね！

ココで、はっきりと断言しておきますが、

※一度下がったモチベーションを向上させることは、想像以上に難しい

ことですからね！！！

そう、
一度辞めたいと言ってきた従業員を、
何とかその場はうまく丸め込んだとしても、
結局、遅かれ早かれ、辞めていくということは、
やはりそういうことなんです！

上げる以上に下げない努力、
やっぱり重要です。

また、飲食店では特に、

『店長』

を意識してあげて下さい！

なぜなら、
現実的にお金を生んでいる現場で、
お客様と直接的に関わっているのは、
紛れもない店長だからです！

また、アルバイト比率が8割以上の飲食業界では、
実際にお客様に接客をするのは、
アルバイトさんであることが大半です！

そう、このお客様との接点が一番多いであろう
重要なアルバイトさんのモチベーションを決めるのは
紛れもない店長自身のモチベーションなんです！

だからこそ、
まずはきちんと店長を認めてあげ、
店長の役割とビジョンをしっかり示してあげ、
頑張ったら報われるような明確な適正評価をして上げて下さい！

『店舗は、99.9％店長で決まります！』

店長が変われば、
従業員（アルバイト）も変わります！

数字も間違いなく変化します！

そのきっかけを
与えてあげなければならないのは、
他でもない上司であるアナタの責任、役割ですからね！

ズバリ、これが、
店長のモチベーションが向上すれば、
業績に直結するといわれる所以になります！

さて、再度、
皆さんのお店ではどうですか？

もし、今現在、
できていなかったとしても、
全然大丈夫ですからね。

それはまだまだ、
多くのお店さんもできていないからです！

でも、だからこそ、
チャンスなんです！！

改善しようとする意識さえあれば、
絶対に変化をすることができます！

あとは、
・・・・・・・・・・
いつ真剣に取り組むか？

明日やろうは、馬鹿野郎です！！

ズバリ、

今、あなた自身が本気で決断し、
具体的なアクションプラン（行動計画）を立て、実行する！

たったそれだけのことなんです！

もし、現在、
部下のモチベーションでお悩みの方は
参考にしていただけると幸いです。

本日は以上です。

ありがとうございました！

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