【コンサルタントは、神様なんかではない！】

2018年07月12日（木）9:01 PM

【コンサルタントは、神様なんかではない！】

お陰様で本日も有り難いことに、
１件の新規コンサル依頼を頂きました。

しかしながら、

その有り難い新規のご依頼が増える反面、
残念ながら、コンサルタントとしての役割を
勘違いされている経営者の方もまた増えてきておりますので、
今日はそのことについて、少し触れておきたいと思います。

ごくたまに…

コンサルタントがすべてやってくれる！
コンサルタントがすべてを考えてくれる！
コンサルタントがいるからもう安心！

など、

「こっちはそこそこ高いお金を払ってるんだから、あなたが全部やってくれて当然でしょ！」

…みたいな、、、

本当にこのような考え方の経営者の方がたまに、
相談に来られることがあるのもまた事実なんです！

特に、今までコンサルタントを
活用したことがないような経営者はその傾向が顕著です！

それは、コンサルタントに対して淡い幻想や期待、
間違った認識があるからなんですよね…。

正直、残念ながら、
このような方からの依頼はまずこちらからお断りしますし、
契約したとしても、うまくいくことはありません。

結局、同じような指導をしても、
結果が出ている企業さんもあれば、
成果が出にくい企業さんも存在します。

実は、これは、

「フランチャイズビジネス」

においても、
似たようなことが当てはまると思います。

では、いったいその大きな違いはどこにあるのか？

それは、すべてが、

『他力本願』

的な考え方が、
根底にあるかどうかの違いなんです。

ちなみに、このような方は、
うまくいかない時、必ず、

『他責』

にしてきます。

そう、自分の責任ではなく、
他人の責任に転嫁してきます。

しかし、これは、
何も経営者に限った話ではありません。

従業員やアルバイトさん然りです。

自分のことは棚に上げ…

「あ～社長が悪い」
「あ～従業員が悪い」
「あ～教え方が悪い」
「あ～覚えが悪い」
「あ～馬鹿ばっかり！」

お互いがお互いを他責しあう光景…

流石に、このようなスタッフ、
経営者なら絶対に嫌ですよね(^^;)？

また従業員も嫌に思っています。

でもいざ、自分のことになると…

実は無意識にも、
こんなことをやってしまっている経営者もまた多いんです。

ちなみに、
このような考え方の経営者の下の従業員は、
同じような考え方になることが多いので、
本当に注意が必要です。

ですので、
このような厳しい結果にならないためにも、
まず先にお伝えしておきます！

残念ながら…

『コンサルタントは、神様なんかではありません！！！』

コンサルタントが、すべての答えを教えてくれるのではありません。
コンサルタントが、すべて代わりに考え、実行してくれるわけではありません。
コンサルタントが、アナタの未来設計を勝手にしてくれるわけではありません。

もし、現在このように考えておられる方は、
どうぞよそをあたって下さい。

あくまでも、
店舗経営していくうえで、

”主役は経営者であるアナタ自身”

なんです！

決して、

誰か（コンサルタント）がやってくれる！
誰かが成功に導いてくれる！

わけではありません。

ズバリ、
このような他力本願的な考え方の人間が、
この厳しい現代社会で生き抜き、ましてや、
成功なんてできるはずもありません。

自分の未来は自分で考え、
自らが切り開いていくんだという主体性のある人間しか、
このご時世うまくいくわけがありません。

やはり、
従業員にもこんな人財が欲しいことは言うまでもありませんよね！？

だったら、このような人財を求める以上は、
まずは自分がそのような人財になるしか方法はありません。

でも、いざ自分のこととなると、
中々、客観的に捉えられないものなので、
たまには外部の人間に客観視してもらうのも、
本当に大事なことだと思います。

また、当社はよく、24時間365日対応など、
経営者に寄り添ったコンサルティングスタイルに定評頂いておりますが、
この意味もよく勘違いされている方も多いのでご注意下さいね！

寄り添う＝全ての答え、道筋を考えてくれ、勝手に成功に導いてくれる

わけでは、ありませんので！！

成功するか、しないか？
うまくいくか、いかないか？

は、あなたの主体的な行動力だけが
成功の鍵を握っています！

そう、

つまり、最終的に、
経営者であるあなた自身が、

行動するか、しないか？

なんです・・・

実は、これによく似た事例があります。

それは、冒頭でお伝えした

『フランチャイズビジネス』

なんです！

これは、ある種、違う角度から俯瞰し、
少し意地悪な言い方で表現すると、

「他人の成功ビジネスに乗っかる」

という見方もできます。

故に、自身のオリジナルブランドで、
ビジネスをやられている方よりも、
若干、他力本願に考えられる傾向が
強いのもまた事実なんです！

ちなみに、
なぜ私がそのようなことを言い切れるのか？

それは、私自身が過去、
フランチャイズに2社も加盟していた
という経験があるからなんです！

同じビジネスモデルを提供されていても、
売上に大きく差がついてしまうのは、
もちろん、立地などの諸事情があるにせよ、
こうも成果に差がついてしまうのは、間違いなく、
経営者であるアナタ自身の資質に
問題があることが大半だからなんです！

「会社経営は、99.9％社長で決まります！」

また、現に、フランチャイズに加盟すると、
オーナー会議というものが、定期的に開催されるのですが、
そんな時でも、うまくいっていないオーナー様は、
本部に対して、愚痴や不平不満ばかり口にします。

しかし、実際には、

本部に指示されたことや、
守らなければいけないことを、
きちんとやっていないかったり、
自店が売れるための努力をしていなかったりの
結果であることがほとんどであるのにも関わらず、
本部批判ばかりする姿をすぐ近くで、
沢山見てきたからなんです。

やはり、

どんなビジネスも、
うまくいくかいかないかは、
経営者次第によるところが大半です！

そう、

そのフランチャイズに加盟するという決断をくだしたのは、
他の誰でもない、アナタ自身ですよね。

だったら、

これは本当に誰の責任でもなく、
あなたの自身の『自己責任！！！』

結局、

自己責任を負える人間しか成長も成功もしないのです。

じゃぁ、

我々のようなコンサルタントの役割はいったい何なのか？

それは、

※あなたの夢や理念実現のサポート役に過ぎません！！！

そう、それは、
良い意味でも悪い意味でも、

全力で頑張る経営者や従業員さんの理念や夢実現のための、

『サポート役』

なんです！

決して、

「主役」ではありません！

残念ながら、
代わりに全てを考え、やってくれるような、
優しい優しい存在なんかではありません。

残念ながら、そのようなやり方に、
成長や継続的な発展は見込めません…

やはり、自らが主体性を持ち、
自分の判断で決断できないような人間は、
もしそれがうまくいかなかった時、
全てを自分の責任ではなく、
他人に責任をなすりつけてくるのが、
経験上わかっているからなんです。

もし、本当にこのような考え方で、
当社にご依頼を検討していただいていた経営者の方がおられたならば、
そこは先に本当にごめんなさいと謝っておきます。

きっと当社には合わないと思いますので、
お考え直し下さい。

お互いの貴重な時間が無駄になってしまいます！

もし、そうではなく、
自分の将来のことは自分できちんと考え、
ごく当然ながら自己責任を取れる方のみご相談下さい。

我々は、
経営者としてごくごく普通の考え方を持ち、
向上心のある方に対してのみ、
困った時の右腕役として、
全力でサポートしております！

あくまでも、
全ての答えを教えてくれるような「先生役」としてではなく、
長い経営者人生の中で日々訪れる課題や無理難題に、
共に考え、共に汗を流し、共に切磋琢磨しあえ、
決して一人では導き出せなかったような答えを
一緒にあーでもない、こーでもないと、
考えられるような経営者だけを全力でサポートする、

『パートナー型のコンサルタント』

なんです！

このスタンスに共感してくれる方のみが、
当社のお客様となります！

しかし、逆を言えば、

自社の将来を一緒に本気で考え、
全ての言動行動、結果は自己責任のもと、
理念実現、従業員の幸せ実現のために、
向上心を持って行動できる方にとっては、
ピッタリだということになります(^^)

正直、

昨今の厳しい飲食業界に、絶対的な正解なんてありません。

だからこそ、

一緒に会社の成長戦略を真剣に考え、
決して、一人では辿り着けなかったような正解を、
共に見つけていくのが、今の時代に合った、
正しいやり方だと私は考えているからなんです！

これは、本当に、

私の会社ではありません！！

・・・
あなたの会社なんです。

この言葉の本当の意味をご理解頂ける方のみ、
全力でサポートさせていただきます！

もし、現在、
コンサルタントの導入を真剣にお考えの経営者の方は、
参考にしていただけると幸いです。

今日はいつもとは少し違った角度からのお話でした。

本日もありがとうございました！

《編集後記》

もしも、あなたが、

「J2レベルの選手を、ワールドカップで勝たせろ！？」

という無理難題を課されたら、勝たせられる自信はありますか？

…

…

…

…

…

実は、これは、

我々コンサルタントが実際に、
中小飲食店のオーナー様からお仕事を頂いた最初の状態を、
少しわかりやすく表現してみたつもりです。

正直、私も元々、中小飲食店のオーナーでしたので、
小さな飲食店の経営資源である「ヒト・モノ・カネ」のリソースが、
圧倒的に足りてなかったり、レベルが決して高くないことは誰よりも知っています。

資金も少ない…
人もいない…、人のスキルも低い…
設備や立地も決してよくない…

そんな、ないないのワケありの中でも、
我々コンサルタントは、何とかして勝たせてあげなければならないのです！

もっと、優秀な人財さえいてくれれば…

メッシやロナウドがいてくれれば、、、

あれもほしい、これほしい…
なんて言い出したら本当にキリがありません。

しかし、いつまでもないものねだりしても仕方ありません。

そう、

元々、普通にやれば負けて当たり前…
ましてや、ワールドカップで勝つなんて…笑

勝てば、本当に神様扱い♪
一方、負ければ、ボロカス言われ、戦犯扱いの手のひら返し…苦笑

というのが、リアルな現実…

あれれ、

元々、ワールドカップに出れるだけでも
奇跡的なことが大前提やったはずやのに…笑

でもでも、本当にそんな過酷な背景の中で、
いったいどうやったら、
莫大な資金や人財を抱えている大手チェーンや、
近隣ライバル店に勝てるのかの戦略を、
考え、考え、考え尽さなければならないのです、、、

もし、現在、当社に限らず、
コンサル依頼をご検討の方は、そもそもの大前提として、
如何にこの現状の中、勝たせることが難しく、
そして、何よりもその現状を作り出してしまっているのが、
他の誰でもない自分自身であることだけは、
ご理解しておいてほしいと思います(^^;)

だからこそ、

オーナー様とコンサルとが一致団結し、
お互いの知恵を振り絞り、協力し合うことで、
とてつもない化学反応を巻き起こし、
奇跡を呼び込む必要があるのです！

どれだけ優秀な監督（コンサル）でも、
選手（社長や従業員）が指示待ちではなく、
自発的に動いてくれなければ、勝てるものも、勝てなくなってしまう、
結局それが、勝負（経営）の世界の原理原則なんです！

頑張れ！！！

小さな飲食店オーナー！！！

そして、

頑張れ俺…(^^;)