【飲食店が伸び悩んだ時は、「原点回帰」すべし！】

2017年11月08日（水）4:11 PM

【飲食店が伸び悩んだ時は、「原点回帰」すべし！】

どうもご無沙汰しております(^-^;
ここ最近は、体調不良からの５年ぶりの歯医者に行くなど、
身体にガタがき始めている繁盛飲食店クリエイターの永吉です！

先日、私の尊敬する日本で唯一の
テーマパークコンサルタントである清水群ちゃんのご紹介で、
某テーマパークの支配人様を、
ご紹介していただきました。

今日はそんな中で、幾つか感じたことを
皆さんにシェアさせていただきたいと思います！

支配人様のお悩みとしましては、
お客様からの飲食部門の評価がそれほど高くない…
今後どのように対策していくのが正解なのかがいまいちよくわからない…
というようなご相談内容でした！

そこで色々と現状をヒアリングさせて頂いてから、
実際に現場まで案内して頂いて、
試食もさせてもらったのですが、
決してマズいわけではないですが、
お世辞にもうまい！また食べたい！
といえるレベルのものではありませんでした！

ちなみにその際に私が一番感じたのは、

「コスパの悪さ！」

でした。

この内容で、こんなにするの？？
っていうのが正直な感想！

もちろんこれは、
ココのテーマパークに当てはまる話だけではありませんが、
これは本当にすごく残念でなりませんでした！

そう昔ながらのテーマパークあるあるのような、
テーマパークや遊園地の食事はこんなもん！
そんでもって高いのは当たり前！
みたいな悪しき風習です！

ここにいつまでも甘えているようだと、
間違いなく、将来的に衰退していくでしょう！

本当に現在の成長企業様は、
どこも生き残りをかけて日々企業努力をされています！

やはり我々は、そのような成長企業様も職業柄、
数多く見させて頂いておりますので、
いつかいつかではなく、まったなしで早急に改善する必要性を感じました！

テーマパークだからこんなもん…ではなく、
テーマパークやのに、こんなにうまい！

を目指さなくてはなりません。

そう、感情でいうと、

１　期待＜現実＝感動
２　期待＞現実＝不満…ガッカリ

この１番を目標にします。

やはり、何事も、
お客様（ゲスト）の期待値を大きく上回ることで、
感動し、顧客満足度の向上に繋がるのです。

逆は、どんな商売であれ、
絶対に避けなければならない状態です！

しかし、現状は…

もちろん、
様々な背景があり今の状態になっていることも理解しておりますが、
しかし、それは店目線であり、お客様には関係のないことです！

例えば、
人財不足問題や、ピークタイムのオペレーション問題などです！

人がいないから、
オペレーションが回らなくなる可能性があるから、

できあいのものでOK！？
凝ったものは出せなくても当然！？
カットしてなくてもOK！？
セルフでもOK！？
食券機でもOK？

ん～飲食店を１０年間経営してきた私からすると、
正直ありえません！

完全にお客様が置き去り状態。

もちろん、業態によってはありですが、
今回のケースに限っては…！？

これってすべて、
顧客目線、顧客思考ではなく、
店目線、会社ご都合主義に感じてしまうのは私だけでしょうか？

これが、すべて業績に跳ね返ってくるのは、
至極当然のように思えます。

もし、人財不足なら、
採用戦略を考えることは当然ですが、
今の人数やメンバーでもどう対処していくのか？
どうすれば、うまくやっていけるのかを考えること自体が、
日々の営業努力、企業努力なのではないでしょうか？

もし、やり方がわからないのであれば、
調べたり、専門家に相談するなりして、
目の前の課題から逃げるのではなく、
即対応するようなスピード感も、
このご時世必須です！

遅い対応が命とりになりかねない時代であることは、
現役の飲食店経営者が、一番肌で感じているとこだと思います！

やはりうまくいっていない時や、
壁にぶち当たった時、
伸び悩んだ時は、そう、

『原点回帰』

です！！！

つまり、
飲食店経営では原理原則でもある、

『QSCの徹底改善！』

Q…商品力
S…サービス力
C…衛生管理面

です。

かつて、
マクドナルドが低迷した際に、
原田さんが再登壇し、まず何を行ったのか？

そう、飲食店の基本中の基本、原点でもある、
ＱＳＣの徹底見直しです！

まずは、たったそれだけのことです。

私は今、たったそれだけという表現をしてしまいましたが、
しかしながら、このたったそれだけのことがとてつもなく重要！！！

例えば、
ポテトなんかは揚げたてが、
一番うまいに決まっていますよね？

でも店のことや、オペレーションなどの効率面を考えると、
揚げ置きの方が断然楽ですし、提供スピードも効率的。

でも、一部の例外を除き、
ほとんどの飲食店のお客様が本当に求めているものは、
提供スピードなんかの効率面ではありません！

例え、時間がかかっても価値のあるものは、
並んででも、遠方からでも売れに売れます！
行列を見ればそのことは簡単に理解できると思います。

飲食店の根本的な生命線は、間違いなく、

「商品クオリティ」

です！

ココを絶えず改良し続ける努力は怠ってはいけません！

ココが顧客満足度の向上に繋がり、
現在ではＳＮＳでの口コミにも繋がり、
新規客＋リピーター客の増加にもなりうるのです。

そう、やはり顧客目線でいうと、
例え３分待ってでも美味しいものを出してくれた方が、
絶対に嬉しいし、また食べたくもなるはずです。

こんなちょっと立ち止まって、
冷静に考えればすぐ分かるようなあたり前のことでも、
長年営業していると、だんだんと薄れてきたり、
コンセプトもズレてきたりするものです！

すると、
いつの間にか効率化ばかりを求める企業体質となり、
お客様からすると、それが面白くなく、
ごくごく普通のお店となり下がり、
客数減少となり業績低迷していくのです。

だからこそ、
業績が低迷してきたり、伸び悩んだときは、
一度原点に戻り、創業当初の想いや、
飲食業のあり方、ターゲット層の利用動機を今一度考え抜くことで、
再度、道は開けてくるはずです！

ただ現在は、
ＱＳＣのレベルも昔と比べ、
どのお店さんも格段に上がってきていますので、
もはやこれができていてあたり前の時代です！

逆にこれができていないお店は論外。

この基本的な撤退したＱＳＣの上に、
お店独自の＋αを付加することで、
あなたのお店でしか体感できないオリジナリティこそが、
今一番の繁盛要素となるのです！！

それくらい
『原点回帰』『ＱＳＣ＋α』
の考え方は重要なんです！

そしてさらには、

・コンセプト
・ターゲット
・お客様の利用動機

この３点の再度見直し、確認は当然必要となってきます！

さらに、今回のケースであれば、

そもそも飲食業とは？
サービス業とは？
テーマパークとは？

そしてお客様（ゲスト）は、

※テーマパークに何を期待し、一番何を求めてやってくるのか？

ここを正しく把握しておくことが、
何よりも重要です！

ここを正しく読み解き、理解することで、
間違いなく顧客満足の向上が可能となるはずです！

ちなみに、私の創業店舗は、
ご存知の方も多いかもしれませんが、

『３世代揃って楽しめる食の遊園地レストラン』

です！

だからこそ、
今回のご相談にはいつも以上に、
思い入れや感情が入ってしまいます！

私は、
テーマパークに最も必要なものは、

『非日常感』

だと思っています！

飲食店経営者時代は、
ココは常に意識しておりました。

そしてこれの反対は、当たり前ですが、

「日常感」です。

そう、お客様はある種、
日頃のストレスや、日常感を解放するために、
決して安くはない、テーマパークに、
何度もご来園するのではないでしょうか？

いつもと違う、
ワクワク感やドキドキ感！

そう現実離れした開放感や爽快感。

あるいは大切な恋人や、
かけがえのない家族や仲間との想い出作り！

そんな貴重な時間をいつ何時も壊さないように、
最大限の努力で、その期待に応え続ける！

これが、
テーマパークや遊園地の魔力・魅力！
ではないでしょうか？

ゲストが、この非日常感の魔法にかかるからこそ、
園内で、どんどん物が飛ぶように売れ、
売上も上がってていくのです！

いかにゲストをこの魔法にかけられるかが、
今後の発展・成長の分かれ目ですね！

そう、
何事も悩んだ時は『原点回帰』し、
本質を見直すことで、必ず突破口の光は見えてきます！

その他、まだまだ課題は沢山ありますが、
まずはココの見直しが、
避けては通れない本質的な第一ステップです！

これを再認識した上で、
次の段階に移っていくのが、
成果を上げる正しい戦略の流れとなります！

現在、
伸び悩んでおられる飲食店経営者様は
参考にしていただけると幸いです！

本日もありがとうございました！

追伸）
今回園内の飲食店をぐるっと１周全店ご紹介いただきましたが、
やっぱりテーマパークには夢があり、
老若男女問わず楽しめ、
最高の笑顔が無条件で溢れる数少ない楽園だと再認識できまいた♪

本当に個人的にテーマパークには、
自分の創業店舗にするくらい人一倍のこだわりがあります！

やはり、いつもでもこのような場は、
例え時代が変わっても存続していってほしいと思います。

今回群ちゃんのご縁でご紹介いただけたのも、
偶然ではなく必然のように感じます。

本当に私の力なんて微力そのものかもしれませんが、
ここに来られるゲストだけでなく、
キャストの方の力にもなりたいと、
強く感じた今日この頃でした(#^^#)

今回の出逢いに感謝です！

あっ、

それと冒頭でご紹介させて頂いた
私の友人でもある清水群さんが、遂に出版されます！

日本初のテーマパークコンサルタントが書き下ろした、その名も、

『社員の育成は５人が限界』

というタイトルで、中身の中心は、

※２大テーマパークから学んだ人材育成術
※５人組ジョブトレーニング法

です！

私も一足先に少し中身を拝見させて頂きましたが、
まさに群ちゃんにしか書けないオリジナリティが満載です！

もし現在、
人財育成にお困りで、
テーマパークのように楽しみながらの
人財育成法を知りたい経営者には最適です！

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