店長の結果がでない原因は『社長』にある！

2017年06月03日（土）6:28 PM

店長の結果がでない原因は『社長』にある！

現在、店長育成でお困りの経営者は、
かなり多いのではないでしょうか？

我々の相談内容のベスト３に入る社長様の悩み事です。

しかし、よくよく状況をヒアリングし、
店長とも面談していくと、
自ずとその原因が見えてきます。

はっきり言って、
店長は、店長で努力しておられます。

私は、飲食店においては、
SVなどの管理職より、

「店長職」

が、どのポジションより激務で、
大変だと思っています。

なぜ、そう思うのか？

それは、自身がオーナー兼店長として、
現場に立ち続けていた経験があるからなんです。

実に、店長に仕事は多岐に渡ります。
仕込みから発注、接客、従業員教育、シフト・売上・商品・衛生・販促管理…
お客様から、部下、上司、社長…の間の、本当に板挟み的な立ち位置です。

特に、人財不足の飲食業界では、
店長にのしかかってくるウエイトや重圧は半端ではありません。
個人店なら、尚更です。

世間では、労働環境については、
ブラックなイメージのある飲食業界ですが、
現実は…

あまり大きな声では言えませんが、
まともに休みも取れず、店長を酷使している会社が、
未だに数多く存在しているのも現状です。

中には、

「働いてやっている」

みたいな感謝の気持ちのかけらもない、
本当に酷い店長も、チラホラ垣間見られますが、
私の経験上は、そこそこ頑張っておられる店長さんの方が、
圧倒的に多いと感じております。

このように、お伝えすると、

『お前は、どっちの味方やねん！』

というお声を頂くこともありますが、
どっちの味方でもありません（笑）

私は、あくまでも、

『顧客目線』

です！

やはり、会社を支えて下さっているのは、
間違いなく、お客様です！

その御社のお客様が、満足し、
喜んで頂けるサービスであるかどうか？

ただ、それだけです。

もちろん、

そこに会社の理念、ビジョン・ミッション、
そしてそこで働いている従業員も考慮した上での経営判断、ご提案です！

ちなみ、私は、
この『顧客目線』で、
物事を判断できない社長様のお仕事は、
お断りさせて頂いております。

それは、なぜか？

顧客目線で考えられない、
店舗の売上げを上げていく自信がないからです。
また、自分の信念とも大きくズレてしまうからです。

それと、もう一つは、

『従業員目線』

です。

以外に、
社長は、部下（店長）の気持ちを理解していません（笑）

それは、
基本的には部下（店長）は、上司（社長）に対して、
本音を言わない…言えない性質・環境だからです。

だから、ココに、

『コミュニケーションギャップ』

がうまれ、いつしかギクシャクし始めます。
その結果、業績に現れ始めます。

その時に、
社長は、「店長がまったく思ったように動かん…」
店長は、「社長は、まったく現場をわかってない…」

などと、言い出します。

流石に、このような関係のうちはうまくいきません。
この状態が、長く続くと、店長はいつか離職していきます。
せっかく、ここまで様々な投資をし育ててきた店長に離職されると、
会社にとっては、大きな痛手にもなります。

（中には、このまま離職してもらった方が、
お互いにとっていい店長さんがおられるのもまた現実ですが(^^;)）

実は、我々は、
この社長と店長のコミュニケーションギャップを埋めるべく、
潤滑油のような橋渡し役も担っています。

やはり、
物事は両面から話を聞くことで、
本質が見えてきます！

店長と社長のお互いの言い分を、本音で聞ける！

本音だからこそ、明確な解決策が導きだせる！！！

この両者の本音を引き出せる、数少ない貴重な存在こそが、
我々コンサルタントの重要な価値でもあり、役割だともおもっています。

何度も言いますが、
店長は、ほとんど社長に本音を言っていません。

店長の言葉をすべてそのまま受け止めてしまうと、
大失敗しますから、本当に要注意です。

これは、
我々の日々の生々しいクライアント様の現場から知り得た、
嘘偽りない、現状です。

過去、私も１０００人ほどの
従業員を直接雇用してきましたが、
今、振り返ると、恥ずかしながら、
本当に思い当たる節が沢山あります。

『部下は上司の鏡』
『店長は社長の鏡』

です。

もし、現在、
あなたの店長が、思うような結果が残せてないのなら、
その原因は、間違いなく社長であるあなたに原因があります！！！

会社は99.9％社長で決まります！

今、周りで起こっていることは、
すべて、

『自己責任』

他己責任にしているうちは、
店長は、決して成長することはありません。

もちろんその為には、
店長と本気で向き合い、
根気強く教育する必要があることを、
最後にお伝えしておきます。

ここも、ろくに店長に、
結果に結びつくような教育もしていないのに、
業績が悪いことを、すべて店長のせいにしているならば、
完全に論外ですからね(^^;)

社長として、店長に、然るべき教育を施す。
必要不可欠です。

また、教育のやり方については、
次回以降お伝えしていきますね！

現在、店長にお悩みを抱えておられる社長様は、
是非参考にしていただけると幸いです。

本日もありがとうございました！

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永吉　正典